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2016.08.12
学校生活

日常の学習に更なるプラスを!夏期講習選択生物

 今年の選択生物Ⅱの夏期集中講座では、前半に医療・看護にかかわる補足学習講座を開講し、後半に実験・解剖実習を行いました。  アルコール発酵実験・コハク酸脱水素酵素実験・呼吸商の測定実験では、酵母菌や豆もやしを用いて、生物が有機物を分解してエネルギーを取り出すしくみ「呼吸」について学習しました。5日間ある講座の最終日には、ブタの解剖実習を行いました。摘出した組織の硬さ、色、重さ、伸縮性、繊細さなどを観察し、ブタの解剖を通して人体の本質を学ぶことを目的とした実習です。  グループで行う実験や実習の時間は、仲間同士の距離がぐっと縮まります。お互いに確認や相談をしながら、生き生きとした表情で学び合う様子が見られました。生徒の感想を紹介します。  「消化管の一つ一つがまるでパズルのようにはめこまれている事や、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸が一本の管でつながっている事など、当然のように知っている事でも実際に目で見たり手で触ったりするととても新鮮で、楽しかったです。」  「人生で初めて解剖をしました。カエルなどでははく、いきなりブタの胎児で驚きました。」  「獣医を目指す私にとって、とても有意義な時間となりました。いざ目の前にすると、臓器や血管が絡み合っていて、写真や図を眺めているだけでは得ることのできない発見が出来ました。」  「ブタ胎児の解剖を通して、命の大切さ・身体のすばらしさを感じました。最初は可哀想だと思いましたが、解剖をし終わった後は感謝の気持ちでいっぱいでした。解剖をしていて膜の多さに驚きました。心臓が想像よりも小さく、これが生きている時のエンジンだなんてちょっと考えられませんでした。」

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