授業紹介シリーズ１５　「２年国語総合」

　２年国語総合では「探究学習」の発表が行われていました。１学期から夏休みにかけて、自分達が探究したいテーマについて現場や当事者の方との接点を追求して調査してきたものです。今回発表していた班は、自分達が日頃悩まされている「頭痛」をテーマに取り上げ、自分達で「日本頭痛学会」に連絡を入れて、北里大学の先生に直接会いに行ってインタビューしてきました。

　「頭痛について、まだわかっていないことはありますか？」「両親揃って頭痛持ちなのですが、頭痛に遺伝性はありますか？」「何故、“頭痛”という病気は完治しないのですか？」「歴とした病気である“頭痛”は、社会の場では軽視されてしまうことが多々ありますが、それについてどうお考えですか？」･･･生徒達は「頭痛」のメカニズムに迫る質問だけでなく、社会的な側面からも聞いてきました。自分達が高校生活を送る中で悩んでいるからこその質問ですね！

　また、生徒達は「進路」に関する質問もしてきました。「何故、この分野をお選びになったのですか？」「高校時代はどのように過ごし、どのように進路を決めましたか？」･･･探究学習は自らの進路を切り拓いていくための、「社会に目を向け」「社会との接点をつくる」貴重な機会でもあります。

　仲間の発表を聞き合うことで、普段の学習ではなかなか出会えない、社会の様々な分野の一端に触れることにつながります。これも生徒達が自分の進路を考える大切な機会となるはずです。