学院祭は生徒の力で見事に成功しました。ご来校ありがとうございました。
10月9,10日の二日間、学院祭が盛大に行われました。一日目の午前中は激しい雨に見舞われましたが、その後雨も上がり野外ステージでの企画発表も元気に行われました。今年も、受験を考え高校選びをしている中学生と保護者の方々も含め約3700名の来場者がありました。本当にありがとうございました。 生徒達は1学期からクラスやクラブの企画準備にとりかかり、暑い夏休みにも取り組みを進めてきました。一方各クラスから選ばれた実行委員は全体の企画・運営にあたる大切な役割を持ち、班ごとに先輩後輩同士が協力しあって作業を進めてきました。そして大パネル、表門、裏門、野外ステージ、企画紹介の横断幕がついに完成しました。先輩達が伝統として作り上げてきた生徒の手による企画運営を見事にやり切りました。また、各クラスとも内装や外装をていねいに、そして、劇の脚本を練り上げ、工夫して作り上げ、高校生らしいしかし迫真の演技で自分達のメッセージを伝えてくれました。そのメッセージは観客にたくさんの思いと感動を与えてくれました。とくに、3年生の企画発表では、最後の高校生活の行事にかける思いが強く、積みあげてきた各クラスの歴史と体験が凝縮されたものとして発表され、観客の胸に伝わり響く内容となりました。生徒の伸びる可能性とその姿に、私達教員が驚かされる場面がそこにあるのです。 恒例の後夜祭表彰式では、奨励賞、優秀企画賞の発表に続き、準グランプリに3年のクラスが、全校が目指してきた最優秀企画賞グランプリに、これも3年のクラスが受賞となりました。受賞クラスが発表される度に、どよめき、歓声、祝福の声、声・・・、抱き合って喜び合う生徒の姿と涙、涙、なみだ・・・、生徒達が学院祭に注いだ努力と思いが表される瞬間でした。生徒は、この貴重な体験と学びを糧にして、次の高校生活へ、次の学びへ、さらなる高みをめざして自分づくりへと踏み出していきます。 校長 日沼慎吉