【バスケ部活動記】第十三話「価値ある練習試合の先に・・・」の巻
こんにちは。前話では、男子部、女子部ともに新人戦について投稿をしました。新人戦の結果を端的に記すならば、男子部は「大敗」、女子部は「惜敗」という結果に終わりました。
そんなチームの”その後”について・・・とりわけ「大敗」という結果に終わった男子部について今回はレポートしたいと思います。
男子部は、新人戦以降、チームとして取り組んでいたオフェンスの戦術の”使い方”について、修正を行っていました。
修正点のポイントは幾つかありますが、「リングに近づくプレーを効果的に増やす」ということを意図して、シュチュエーション別の1:1を2:2や3:3の中でねらっていくことに多くの時間を割いて取り組んでいました。
そして、そんな修正点を11月23日の練習試合の中で試してみることになりました。
11月23日は、千葉の昭和秀英が会場で、磯辺高校も含めた3校戦でした。昭和秀英、磯辺高校ともに新人戦では、あともう一歩のところで県大会出場を逃してしまったとのことでした。
それぞれに180㎝台後半の選手がいて、選手達、個々人の能力が高いことは勿論のことですが、サイズも兼ね備えているチームでした。故に、そんなチームとの対戦は、現状の正則高校にとっては、かなり”厳しいゲーム”となることが容易に想像されました。
しかし、実際のゲームでは、一方的な展開のゲームとはならず、まさに一進一退の攻防戦となりました。
その一番の要因は、修正したきたことがオフェンスの質を大きく向上させたこと、さらには、そのことがディフェンス面にもいかされ、点が取れなくても点をやらない、つまりは”負けないバスケット”で、相手についていくことができたたことにあると思います。
そんなゲーム展開の中では・・・(ハーフゲームではありますが)勝つこともできました。とは言え、現状のチーム力を比較してみると、昭和秀英、磯辺高校のチーム力は、正則高校よりも明らかに「格上」だと思います。
しかしここまで練習で取り組んできたことを、相手との力量の差に(正則高校の選手達が)とらわれることなく発揮しようとした結果、「チームバスケット」を機能させ、互角のゲーム展開へと持ち込むことができたのだと振り返ります。
こうしたゲーム展開は、毎回のように出せるものでもないというのが正直なところでもあります。それでも”コンスタント”に発揮したい試合展開のイメージ、何よりプレーの良し悪しの基準が以前よりも明確になったことも確かで、練習試合後の練習では(コーチが所用のため不在だったときの練習)選手達が、23日の練習試合をもとに、さらに修正していくべきこと、その逆に通用させることができたプレーを中心に練習メニューを組み立て、取り組む姿がありました。
そうした選手達の姿を目にすると、単に「練習試合で良いゲームができた!」ということにとどまることのない変化も見え始めたので、23の日練習試合、さらには”大敗に終わった新人戦”も、チームを前進させる確かな”きっかけ”となったのではないかと思います。故に、大変”価値ある練習試合”となったと思います。
【編集後記】
男子部が千葉に遠征に出ていた11月23日は、正則高校を会場に女子部が錦城学園を招いて合同練習を実施していました。
引率体制の関係で、バスケ部以外の先生に活動管理をお願いしつつ、練習自体は、女子部コーチが組み立て指導にあたりました。(顧問は男子部の練習試合の引率だったこともりあり)練習の様子を実際に見ることはできませんでしたが、正則高校の選手が、錦城学園の選手たちに練習内容の意図やポイントを伝えていくこともできたので、お互い、いつも以上に質の高い練習に取り組むことができたようです。
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