【サイクリング部】ツールドひたちなか参戦記
11月13日(日)茨城県ひたちなか市自動車安全運転研修センターにおいて行われたツールドひたちなかにサイクリング部は参加しました。
CSC5時間耐久ロードレースから1ヶ月半、途中、学院祭と2学期中間試験を全力で取り組んだ後、準備も現段階でほぼ万全の状態での参戦となりました。
今回の目的は2つ、1つは12月24日に同コースで開催予定の東京都選手権に向けて、それに近いコンディションでのレース経験を積むこと。そしてもう一つは優勝することです。
部員全員の力が拮抗していて、特に主将水谷選手(2年)、鈴木選手(2年)、大谷選手(1年)、雪下選手(1年)の4名は通常の練習からお互いを意識し、それぞれ脚質は異なるものの同レベルのスピードを持っています。
前回のCSCでは水谷選手、鈴木選手、大谷選手が優勝、一方雪下選手は2位とそれぞれが優勝に対するモチベーションを高い状態に維持しての参戦です。今回もエンデューロ形式で1周5キロのコースをより多く周回するレースです。CSCのような厳しい高低差はないものの、今回のコースは軽い高低差もあり、きつい180度ターンも複数回あり、さらにゴールスプリントは緩やかな下りという、脚力もテクニックも勇気も必要とされるチャレンジングなコースレイアウトです。
当日はスタート直前まで濃い霧が残り、路面もウエットパッチが数多くあるうえに、落ち葉が走行ラインを制限するという非常に難しい状況になりました。エントリー数は53名で、半周のローリング走行後、一人の選手のアタックでレースは始まりました。
30分経過時まで上述の4名に加え、古川、田中、横田、加藤も先頭集団でレースを進めます。
ピットでは平均ラップタイムから9周回のレースと判断します。正則は中盤以降も積極的にレースを展開します。今回は3年生前川もプライベートで参戦し、虎視眈々とレースを組み立てます。
迎えた最終ラップ、17名にまで絞られた先頭集団に正則は7人を配置し、勝利を目指します。
最終ラップ1コーナーにトップで進入したのは前川、激しいアタックに集団の反応が一瞬遅れます。正則はこの逃げに乗るべく先輩に張り付きます。しかし、ここでアクシデントが起こります。
終始良い動きをしていた1年生雪下でしたが、インフィールドで落ち葉に足下をすくわれて転倒してしまいます。この混乱に巻き込まれたトップグループは2つに分断され、バックストレートには水谷、鈴木、前川、古川を含む8名の集団が抜け出し、ゴールスプリントに突入します。雄叫びを上げながら4名のライダーが横一線でゴールに飛び込みます。
鈴木2位、水谷3位、前川6位、古川7位でレースは決着しました。特に0.9秒差のトップ4の闘いに会場からは大きな拍手が起こりました。
【最終結果】
鈴木2位、水谷3位、前川6位、古川7位、田中10位、横田15位、
大谷17位、加藤21位、樫平22位、神山23位、谷川原24位、田賀38位
※雪下は最終ラップ転倒リタイヤでしたが、周回数は25位に相当するものでした。
最後になりましたが、今回も保護者の方々に早朝から多大なるご支援を戴きました。本当にありがとうございました。
来月、12月24日(土)に今年の総決算とも言うべき東京都選手権ロードレースが同じひたちなかで行われます。さらに精進し、最善を尽くして大会に臨みます。これからも変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。