【バスケ部活動記2022】第十話「実り多き練習試合」の巻
こんにちは。今回は”新しくなった正則の体育館フロア”を会場に、錦城学園の男女と実施した練習試合の模様を紹介します。
女子部は、夏休みの夏季大会前に錦城学園とは練習試合で対戦していましたが、そのときは、ディフェンスが機能せず、負けてしまいました。男子部は初めて対戦しました。
結果は、男女とも1本もゲームを落とすことがありませんでした。特に男子部は現時点で正則の選手達の方が「できること」が多いことで試合の序盤で点差をつける展開となりました。そこで、オフェンスをすべてセットからの展開として、現在取り組んでいる(オフェンスの)システムをゲームの中で試すことをテーマに取り組みました。
女子部は、接戦となりましたが、守ることができた正則が、試合の終盤から抜け出し、早い展開から効果的に外角のシュートを決め、夏のゲームとは異なる結果を出すことができました。とりわけ、高校からバスケットを始めた選手達が、しっかりと守れて、さらにリバンド争いにからんでいったことが今回の結果に結びついた大きな要因だったと振り返ります。
ボールマンデフェンス以外のディフェンスが早めのカバーに出て、相手のシュートを”タフショット”で終わらせる場面が多く見られました。スクリーンアウトからディフェンスリバンドをよくひろい、相手がもどりきる前にオフェンスを展開しようとする場面もよくみられました。
錦城は途中からゾーンディフェンスに切り替えましたが、インサイドにボールを入れてゾーンを収縮させてからのキックアウトパスに合わせてうった外角シュートがよくきまっていました。
ベンチからは、ディフェンスのポジショニングとリバンドについての確認と修正の指示として出されていました。
展開したサイドからの逆サイドでは1:1という法則によって、オープンスペースへのドライブがよく決まっていました。”守られない1:1”のイメージをつかむことができたのではないかと思います。
オフサイド(ボールのないサイド)でのスクリーンを使って、コーナーにボールを展開してシュートをうつ・・・練習で取り組んできたシステムプレーの一つですが、練習通りの展開が出た場面でした。
インサイドにボールを集めることも練習試合のテーマの1つでした。その結果、ファウルによるフリースローをもらう場面が多く見られました。
途中から、オフェンスを全てセットプレーで展開するように切り替え、練習で取り組んでいるシステムをゲームので中で試すことに力点をおいていきました。
来月の学院祭にむけた準備が日々あって、なかなか全員がそろって練習に取り組むことが難しい状況にありますが、だからこそ練習試合を実施して、個々人の、そしてチームの”現在地”を確認していくことが、とても重要になると改めて思いました。そうした意味で、単に試合に勝った、負けたという結果ではなく、何ができて、何ができないのか、といったことを明確にしていくことに力点を置いたゲームが男女ともにできたこと・・・何よりの成果だったと思います。本当に実り多い練習試合になったと思います。
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