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2022.08.10
部活動

【サイクリング部】群馬CSC JCRCレガシィロードレース参戦報告



8月7日日曜日サイクリング部は2年生4名、1年生4名の合計8名で群馬県水上町にある群馬サイクルスポーツセンター(群馬CSC)にて行われた、JCRCレガシィロードレースに参加致しました。例年8月に行われるレースは少なく、かつ開催の告知も短かった為、今回は希望者のみでの参加としました。

今回の目的は合宿の成果と新チームの現状確認の2つが主な狙いになります。
参加カテゴリーは2時間のエンデューロや小学生以下の年少者向けのレース、又参加者の経験や脚力に応じて5段階のレベルに分けられたロードレースがあります。実業団レベルのライダーからキッズライダーまで集まり、和気あいあいとした雰囲気の大会でした。
コーチから参加クラスのアドバイスは与えましたが、実際のレベル判定は自己申告のため、部員自身で参加クラスを決定しました。
サーキットは全長6キロのパーマネントトラックで、1983年に開設した自転車専用コースです。



現在は自動車の走行も行われていて、路面の荒れが目立ちます。部員全員の走行経験が無いため、朝の試走でしっかりコースチェックを行います。前夜未明からの雨は上がったものの、濃い霧の中での試走となりました。
試走を終えると、あっという間に召集、ライダーズミーティングが行われます。

 

8時15分にオープニングレースの2時間エンデューロがスタートし、その2分後にビギナークラスがスタートしました。
エントリー総数32名のこのクラスには、2年生水谷君、鈴木君、横田君、樫平君、そして1年生大谷君、雪下君が参戦しました。
レースは3周回、18キロで行われます。コース前半下りセクションにある2つのヘアピンまでローリング(先導走行)が続きそこを通過後に実際のレースがスタートします。序盤から二人の選手がアタックを仕掛けます。これに鈴木君、大谷君の二人が対応しました。先頭集団は9人、2周目には、2名の選手の逃げが決まり、7人の2位集団の中に大谷君、鈴木君は踏み留まります。



特に、大谷君は積極的です。今回がデビュー2戦目ながら、自らの意思で2年生の参加するビギナークラスを志願し、鈴木先輩の前を走ります。

レース2周目には先にスタートしたカテゴリーの違うクラスの最後尾に追いつき、順位が混沌とします。
そして迎えた最終ラップ、3位の選手が単独となり、6人の選手からなる4位争いの混戦を大谷君、鈴木君は闘います。最終ラップのバックストレートを大谷君、鈴木君の順で通過します。
その先緩やかな右コーナーを抜けると、左回りの最終コーナーです。勝負は最終コーナーからゴールまでの登りになります。全員が死力を尽くして全力でもがきます。大谷君4位、そしてゴールスプリントに競り勝った鈴木君が5位をもぎ取りました。

一方、ビギナークラスのスタート2分後にピュアビギナークラスはスタートしました。高橋君、神山君の2名が参加するこのクラスには13名のエントラントが出場します。
ローリングスタート後、1名の選手が猛烈なアタックを決め、これが見事に決まります。そしてこの選手がバックストレート通過後に姿を現したのは、高橋君です。応援の保護者の方々の歓声が飛びます。高橋君通過後間もなくして、やって来たのは神山君です。体格を活かしてバックストレートを駆け抜ける姿は迫力満点です。
2周回のレースはあっという間に最終ラップを迎えます。トップとの差は1分強、二人には現在の順位だけを伝達します。トップチェッカーから1分15秒後に高橋君が2位でゴールし、そこから7秒後方で神山君は3位表彰台を勝ち取りました。



正則サイクリング部史上ダブル入賞は過去にもありましたが、先行レースの4位大谷君、5位鈴木君を含めれば、4人が入賞した初の快挙となりました。又、今回参加した選手全員が無事完走し、大いなる成長を実感しました。
入賞する事が全てとは思いませんが、合宿(今年前半の取り組み)の成果と新チームの現状を知る意味で参加したこの大会は有意義なものとなりました。

最後になりましたが、今回のレースも東京から車で二時間半もかかる場所で、又、集合時間も午前7時と本当に厳しいスケジュールとなりました。そのようなレースに参加出来たのは、保護者の方々のご協力のおかげです。
いつも本当にありがとうございます。感謝の気持ちと挑戦する気持ちを忘れず、これからもひたむきに努力して参ります。引き続きご支援をよろしくお願い申し上げます。