【バスケ部活動記2022】番外編「三送会」の巻
こんにちは、怒濤の投稿第二弾ですが・・・今回は「番外編」として、”三送会”について記そうと思います。
第三話でインハイ予選の結果ともとに、3年生が引退していく場面について記しました。中学校のクラブ活動では、引退をむかえるときにはどのような場があるのでしょうか?
下級生を交えてのミーティングであったり、引退式のようなイベンドが用意されたりと、おそらく様々な機会をもって、活動に区切りをつけていっているのではないかと想像します。
正則高校バスケット部では3年生の保護者が主催する形で、1、2年生の保護者も招待して、例年9月に「三送会」を実施してきました。(ちなみに、この機会に保護者会も開き、顧問よりご挨拶をさせていただきつつ、保護者の皆さんの”横のつながり”をつくっていただく場を設けています)
三送会では、男女とも1、2年生の現役チームVS3年生で部内対抗戦を行います。保護者の方々が観戦しているとあって、試合はガチンコの真剣勝負となりつつも、マネージャーを試合に飛び入り参加にさせてシュートを決めさせる場面を選手がつくったり、3年生男女混合チームで、現役生と試合をしたりと、和気あいあいとした雰囲気の中で行われます。
その後は三送会の”メインイベント”である3年生の(引退にあたっての)言葉を参加者みんなで聞く「セレモニー」が行われます。
昨年度、一昨年度は、コロナ禍の影響で9月に実施することができず、3月の卒業式後の「春休み」に実施してきていました。今回掲載した写真は、昨年度、つまり今年3月に卒業をしていった3年生たちの三送会での一コマです。
部内対抗戦の様子です。男女それぞれで実施します。写真は男子の模様です。
リバーシブルの赤が3年生(卒業生)で、白が1、2年の現役チームになります。試合は毎回かなり白熱します。
故に、試合内容に納得のいかない3年生が「先生!もう1本だけお願いします!寝付きが悪くなります!」と言い出すのが”お約束”のようになっていて、時間が許すようであれば、要望に応じていましたが、やったところで結果は同じということも間々あって、会場が笑い声に包まれることもありました。コロナ禍の中では長時間の開催ができないので、残念ながらそのような機会は作れませんでしたが・・・
部内対応戦後に「引退セレモニー」が行われます。3年生を取り囲むように現役生、保護者が座り、その前で3年生が思い思いにバスケット部と自分について語っていきます。
同期メンバーへの思いや感謝の気持ちを、後輩たちにはアドバイスとエールを、そして日頃の活動を支えてくれた保護者にも「普段は言うことはなかったけど」といった前置きをしながら感謝の気持ちやこれからの抱負を語っていました。そんな話をしていると・・・中には感極まって思わず涙を流しながら語る姿もあり、それをみていた後輩たちも涙腺が崩壊するといった場面もありました。
引退セレモニーの後は、1、2年生からメッセージカードや記念品などのプレゼントが3年生へ贈られます。また、3年生からも1、2年生へボールなどが贈呈されます。そして、最後はみんなで記念撮影・・・
写真は、女子部の3年生へ1、2年生がプレゼントを贈るシーンです。
また、その後の記念撮影の様子です。昨年度は、わざわざOGも三送会に駆けつけてくれ、対抗戦の相手をしてくれたり、プレゼントを用意してくれていました。
「高校バスケット」は”全国”という舞台まで行かない限り、実質的に”2年間の活動”といっても過言ではありません。そんな活動期間は、受験のことだけを考えれば(3年生となった途端にクラブ活動が一区切りするので)決してマイナスではないと思います。
しかし、これまで夢中になって取り組んできたものが、突然なくなってしまうかのような変化でもあり、そうした変化は、必ずしもプラスの面だけを作り出すわけでもない(引退後の3年生をみていて)と思うようになったことから、保護者の方々にも協力していただき、10年ほど前から開催するようになりました。
練習試合でも、ましてや公式戦でもない単なる”内輪のイベント”ではありますが、それでもこの「三送会」が3年生諸君にとって一つの目標となっていってほしいと思い、バスケット部では”大切なイベント”として位置づけています。
≪バスケット部からのお知らせ≫
今年度、夏休み中に「クラブ体験」は実施しません。本校体育館の工事にともなって、夏休み中は外部体育館や他校で活動を行っています。その関係で、大変申し訳ありませんが、「クラブ体験」は9月以降に実施していくことにしました。詳細は、HPもしくはクラブ活動記の中でお知らせしていきます。
>>バスケットボール部の過去の活動記はこちらから