【バスケ部活動記2022】第二話「新戦力躍動!!の巻」
第一話で、活動再開後の春季大会、さらにはインターハイ予選に向けたチーム状況を記しました。
女子部は春季大会は「出場辞退」という結果に終わりましたが、選手達はしっかりと気持ちを切り替え、次の大会へ向けて前向きに動き始めていました。そんなチームに、(経験者だけではなく、未経験者も多いのですが)多くの新入生が加わり、練習が大いに活気づきました。
一方の男子部は、惨敗に終わった春季大会以降も、チームの立て直しに見通しが持てないままでした。そうした意味では、女子とは対照的な”重苦しい雰囲気”がチームにはありました。
そんな春季大会以降のバスケット部の活動について記します。
春季大会以降、男子部はチームの立て直しを図るべくオフェンスのシステムを改めて変更しました。その調整などを意図して、GWには3試合ほど練習試合を消化しました。
初戦の鎌倉学園、市立横浜南高校との3校戦では、マンツーとゾーンを併用し、相手にミスを誘発させる場面を作り出す機会が多く見受けられたのですが…やはり点が取れない展開ばかりが続きました。選手たちは、新たなオフェンスシステムで形を作り点を取りにいくのですが、最後のシュートが…まるで、何かの陰謀か?と言いたくなるくらいリングに嫌われました。故に、ディフェンスからチャンスを演出しても、正則のオフェンスの終わり方が悪すぎて失点につながるゲーム展開から抜け出せないまま、試合は終わってしまいました。
鎌倉学園戦以降、男子部は神奈川から立野高校を、女子部は錦城学園を正則高校に迎えてゲームを行いました。このゲームにはチーム練習に合流して間もない1年生も出場しました。
女子部のゲームでは、ゲームの組み立ては上級生が中心となって担っていきましたが、そのゲームメイクに1年生もついてくる展開に…すると、それまでの(とりあえず)5人揃ってゲームができるというバスケットから、5人の「役割」が明確となったバスケットへと変化していきました。勿論、先にも記した通り、1年生はチームに合流して間もないこともあり、上級生とスペースの使い方やタイミングが合わない場面も多々ありました。それでも、今後のチームバスケットの選択肢は確実に増えるだろうことを容易に想像させる試合内容でした。
一方の男子は…端的に記すと、チームの根本的な課題であった「チームバスケットを機能させる」ことの起爆剤となったのが、新戦力の1年生でした。
全く遜色なく上級生とプレーすることは勿論ですが、チャンスメイク、そして最大の課題であった”決定力アップ”をチームにもたらす存在となり、能力、サイズが格上の立野高校と接戦の展開になりました。
GW後…女子部はインハイ予選に向けて急ピッチで調整段階に入りました。
一方の男子部は、(女子部よりも試合間が空いていたこともあり)神奈川の茅ヶ崎高校、横浜創英との3校戦も消化しました。対戦した各校の監督、コーチの方々から「正則は、チームの狙いが明確で、いいバスケットをしていますよね」という言葉とともに…「1年生は本当に楽しみですね」と声をかけられました。
そう評されたことは、率直に嬉しく思いましたが、同時に「あともう少し準備できる時間があれば…」と思ったというがも正直なところでした。それでも、「やってみなきゃ、結果はわからない‼️」という期待とともに、インターハイ予選に挑むことができるチーム状況と、男女ともなったことは本当に良かったと思います。
次回「インハイ予選編」に続く…
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