【バスケット部活動日記2021 特別連載秋NO5】フィジカル強め女子を目指しての巻
2学期の期末試験が近づきクラブ活動が一時休止となりますが、今回は休止となる前までの女子のトレーニングについてレポートをしたいと思います。
正則高校の敷地は広いか、狭いかと聞かれたら…決して広くはない、いや「狭い」というのが率直なところです。したがって体育館もバスケットコート一面分の標準的な大きさです。その体育館をバスケット部、バレー部、バドミントン部の3団体でローテーションして使用しています。つまり毎日体育館で練習ができるわけではないということです。それでは、体育館で練習ができない日はお休み?バスケット部について言えば、男女とも「ロードワーク(トレーニング)」に取り組んでいます。
先にも記しましたが、正則高校は敷地が広くはありません、体育館も特に大きくはありませんが、ちょっとしたスポーツジムなみのトレーニング室があります。
基本的には男子の体育の授業で使用する施設ですが、放課後は正則生ならば、誰でも利用できます。さらに週3日程度、プロのトレーナーさんが常駐しトレーニングの指導をしてくれます。
新人戦以降、女子部の選手はトレーナーさんからトレーニングを指導してもらうことになりました。勿論、これまでもトレーニングには取り組んできましたが、メニューは基本的に「自重トレーニング」でした。しかし、よりフィジカルを強化していくためには、やはりマシーンを使用する方がはるかに効果的であり、効率的です。そこでマシーントレーニングへの移行から使用までのトレーニングを一貫して専門家であるトレーナーさんに指導をしていただくことにしました。
マシーントレーニングへの移行期の自重トレーニングからメニューはスタートしましたが、すぐにできるようになるトレーニングは当然ですがとても少なく、選手たちは二言目には「無理!!!」と言い出しますが、そこはさすがプロトレーナーさん!ギャ〜ギャ〜わめく女子高生たち(笑)を前にしても、全く動じることなく、まさに手を替え品を替えと言わんばかりの様々なメニューと、ユーモアたっぷりの声かけで、いつの間にか選手たちも夢中でトレーニングに取り組んでいました。故に、トレーナーさんの指導の様子を見ていると、まるで魔法をかけているかのように感じてしまいます。
そんな魔法使いのトレーナーさんの指導によってトレーニングに汗を流す選手たちに、私からも「しっかりトレーニングをしてフルマッチョになろう!」と声をかけてみたところ…いやぁ〜〜〜な顔をされました。どうやら私の魔法は効かないようです。
■ トレーニング風景
【正しいスクワットフォームを、椅子を使って指導してもらっています】
【上半身トレーニングの一環として「懸垂」にチャレンジ】
しかし最初こそ、ぶら下がった途端に落下…といった状況でしたが、トレーナーさんのアドバイスや補助をつけるといった工夫をしていくうちに、懸垂ポジションで数秒耐えることができるようになったり、補助もなしで自力で懸垂ができたり…これにはトレーナーさんも少し驚いていましたが、一番驚いていたのは彼女たちでした(笑)
【ランジ系トレーニングの一環で、下半身+体幹の強化メニューです】
【編集後記】
勿論、男子も体育館練習以外の日にはトレーニングに取り組んでいます。男子は、自重トレーニング、マシーントレーニング、ラントレの3種類のトレーニングにチームを3つのグループに分けてローテーションしながら取り組んでいます。そんな男子部の選手たちは「もう(筋肉が)パンパンだよ…」と言っていますが、(「よく頑張っているなぁ〜」と思いつつも)それでも、「箸を持てなくなるくらい、まともに歩けなくなるくらい、もっとパンパンになれ!」なんてことを、ついつい思ってしまう今日この頃です。