【バスケット部活動日記2021 特別連載秋NO6】どん底の中で…の巻
期末試験も無事終わり冬季練習が本格的に始まりました。
少し話が横道にそれてしまいますが、「試験休み」という期間についてまずは記したいと思います。正則高校では期末試験が終わると「試験休み」となります。まぁ〜休みといっても…選択科目の補習や発展学習の特別講座なんかもあるので全く授業がないというわけではありませんが、通常の授業は期末試験をもって一旦区切っています。故に、正則の長期休みは他校と比べるとおそらく少し長いのではないかと思います。
それでは話を戻したいと思います。
そんな試験休みに入り、(選手達の中には補習や発展講座もこなしながら)冒頭でも記した通り、冬季練習が本格的に始まりましたが…テーマは『先月に続き一つでも多くの対外試合を消化する』ということです。
とは言え、他校は終業式を終えて冬休みにならないとゲームを組むことが難しいので、少々ゲームをセッティングするのに苦労しましたが、それでも試験休み中に男女とも2試合ほど消化することができました。
■ 12月19日 横浜商業戦(男女)
■ 12月21日 立正高校戦(男女)
さて、前置きせずに、そして率直にゲームの内容について記すと…今シーズン最も良くない試合だったと評したとしても言い過ぎではないと思います。その最たる姿は特に男子に多く見受けられたと振り返ります。
チームの戦術は明確になっています。しかしその理解も含めて体現していく個々のレベルには差があります。しかしそれ自体はある意味仕方のないことでもあります。だからこそ、チームの中にある差異をいかにして埋め合わせて、プレーの基準を同じとしていくのかということが最も重要なポイントとなるのですが…端的に言えば、今のチームは「みんなで力をあわせて」ということができません。
そうした意味で試合の勝敗の問題ではなくて、あくまで「内容」がとても悪いということなのですが…その上で勝敗もそれに見合ったものしかついてこないので、正直今のチーム状況はどん底状態です。
ただし…チームが形作られていく過程の中ではよくある場面というか、避けては通れない「通過点」でもあると思っています。そんな現状のチームが直面している問題とは、本来ならば夏に経験すべきことだったと思います。故に、コーチも「夏が今きてます」と評していました。
部内だけの練習に終始した今年の夏は、決して選手たちのせいではないだけに仕方のないこととは思いつつも、チームとしてバスケットができるようになることこそが、バスケットを本当の意味で楽しいと思えるようになることでもあり、そんな楽しさの先には、それに見合った結果もついてくると思うと…チームは今まさに正念場だと思いますが、ここを乗り越えていったならば、必ず大きく飛躍すると思っています。
【編集後記】
試合はVTRに記録しています。その記録を顧問が編集(YouTubeにて限定公開)して、チームのグループLINEに送り、選手達がいつでも視聴できるようにしています。まぁ〜「編集」などとかっこつけて記しましたが、単に記録したVTRをパソコンに移動させ、YouTube上にアップするだけの作業にすぎません。とは言え、アナログで大がつくほどの機械オンチの顧問からすると、四苦八苦する作業でもあり…故に、ユーチューバーの方々の大変さが少しだけわかった気がしました(笑)