【バスケット部活動日記2022 特別連載冬NO8】どん底の先に…の巻
特別編と言いつつも…もはや連載企画となっている「バスケット部活動記」ですが、タイトルが「秋」のままでした(笑)今回より「冬」と改めて掲載をしていきたいと思います。
今年のクリスマス以降には大寒波が到来して大雪となっている地域もあり、寒さが一段と厳しくなっていますが、バスケット部の活動はどんどんと熱くなっています。前回紹介した佐賀北高校の練習見学以降は、男子部が12月24日、25日と連戦を行いました。(女子は12月27日からの大会に備えてOFF、前日の26日に調整練習という日程でした)
24日は『日大目黒』に遠征でした。日大目黒は現時点で正則高校にとっては「格上」のチームということもあり、点差が大きく離れてしまうゲームもありましたが、(ゲームの)本数を重ねていく中で、確実にチームの闘い方が変わり始めていきました。
特に、点が取れなかったとしても(相手に)点を与えない、つまりは「負けないバスケット」をやろうとする姿が随所に見てとれました。しかし点を取らなければ勝つことはできません。故に、どんなに「負けないバスケット」を意識していても、チームの現状は点を取りにいった結果が点を取られる展開となってしまう…つまりはオフェンスの終わり方の悪さが点をやらないシュチュエーションに持ち込めない最大の要因となっています。
しかし以前は単にオフェンスの終わり方のまずさだけを選手達は、ことさら気にしているだけでしたが、正しく守りゲームコントロールができるようになっていくために、オフェンスの終わり方が重要だと理解し始めたことは大きな一歩だと思います。
■ 12月24日 日大目黒戦
翌日は正則高校が会場で、千葉県から『昭和秀英』をむかえてゲームを実施しました。
これまでのゲーム経験からディフェンスにより重点を置いたオフェンスの展開が随所に見受けられました。しかし試合巧者の昭和秀英のゲーム展開の前に数点及ばずという内容に終わりました。
今のチーム力では勝つことが難しい相手とのゲームをあえてセッティングしてきているとは言え、やはり勝つことができないことが続くことは選手達にとって苦しい経験なんだと思います。しかし個々人の調子の良し悪しなどで勝敗が決まっていくようなチームではなく、チームバスケットを展開していくことができるチームとなっていくことを目指しているので…そうした意味では、確実に貴重な経験を積み重ねていると思います。
そんな男子部のチーム状況はまだまだ上向いているわけではありませんが…男子部コーチは「夏の終わりのような状況がようやくやってきました」と評していました。つまりは「光」が差しこみ始めてきたのだと思います。
さて、いよいよ12月28日には強豪校ばかりが参加する静岡に遠征して2021年を締めくくりますが、彼らが「強い」を肌で感じ、自分達の基準を大きく書き換えていく機会となることを期待したいと思っています。
■ 12月25日 昭和秀英戦
【編集後記】
これまでの活動記の中では、ゲームの模様をレポートすることが多くありましたが、スコア(結果)などの詳細は記してきませんでした。その理由は、練習試合ではフルゲームではなくハーフゲームで複数回実施することがほとんどのため…ゲーム一本一本についてレポートすると、ただでさえ長い文章がとんでもない分量となってしまうので…大まかな試合内容やチーム状況を掲載してきた次第です。
なぜこのようなことを記したのかと言うと…正則高校のHP担当の方から「バスケット部の活動記は面白くて、編集しながらついつい読者目線で見てしまうんですが…そう言えば試合の結果とか載せないのはなんでかな?って思っていたんですよ」と声をかけられたことがきっかけで記した次第です。
ちなみに「試合結果とそのレポートを全て記していったら、(HPに掲載するための)編集が朝までかかるかもしれまでんよ(笑)」と答えると、担当の方から「是非このままでお願いします」と言われてしまいました(笑)