「優しさ、若々しさ、元気さがある」「質の高さに感動」(来場者より)生徒の力で学院祭を成功させました。ご来校ありがとうございました。
10月7,8日の二日間、正則高校学院祭が天候にも恵まれ盛大に行われました。受験を考え高校選びをしている中学生と保護者の方々も含め、たくさんの来場者がありました。本当にありがとうございました。とくに一日目は、この時期に珍しい真夏日ということもあって、生徒も汗だくで企画発表、来場者への対応に駆け回っていました。「誠実に、丁寧に対応してくれました」というお言葉もいただきましたが、至らぬ所もあったかと思います。実行委員会中心に振り返りをして、来年の改善点を考えていきます。
今年も、先輩達が伝統として作り上げてきた生徒の手による企画運営を見事にやり切りました。 各クラスから選ばれた実行委員は全体の企画・運営にあたる大切な役割を担い、大パネル、表門、裏門、野外ステージなど、各班ごとに先輩後輩同士が協力しあって作業を進め、立派に完成させました。生徒達は1学期から企画準備にとりかかり、暑い夏休みにも取り組みを進めてきました。各クラスともダンスやパフォーマンス、飲食店など工夫を凝らし、劇での企画発表のクラスは脚本を練り上げ、高校生らしい、しかし真剣な演技でメッセージを伝えてくれました。そのメッセージは観客にたくさんの思いと感動を与えてくれました。とくに、3年生は、最後の高校生活の行事にかける思いがあり、積みあげてきた各クラスの3年間の歴史、そして生徒達の学びと体験が反映されたものとして発表され、どの企画も観客の胸に響く内容となりました。「3年生は、あそこまで伸びるんですね」と驚きと期待の気持ちを込めて2年生の保護者の方が話してくれました。私達教員も、その姿を感動を持って受けとめる場面が毎年あるのです。
恒例の後夜祭表彰式では、奨励賞、優秀企画賞に続き、オリジナル脚本劇を見事に演じた3年のクラスが準グランプリ受賞、全校が目指してきた最優秀企画賞グランプリに、ミュージカルを歌い踊り演じ切った、これも3年のクラスが受賞となりました。取り上げた企画のテーマについてクラスで学習しあい、3年間の学びを積み上げた発表でした。受賞クラスが発表される度に、どよめき、歓声、祝福の声、声・・・、抱き合って喜び合う生徒の姿と涙、涙、なみだ・・・、生徒達が学院祭に注いだ努力と思いに胸が熱くなる瞬間でした。生徒は、この貴重な体験と学びを糧にして、次の高校生活へ、次の学びへ学習へ、さらなる成長の高みをめざして自分づくり、クラスづくりへと踏み出していきます。
校長 日沼慎吉