2024.02.21
学校生活
授業紹介シリーズ20「1年暮らしと環境 ~調理実習~」
1年家庭科「暮らしと環境」では調理実習が行われています。テーマは「一汁一菜」。メニューはおにぎりと豚汁です。
ご飯は、鍋炊きと耐熱ラップを使った湯煎炊きの2通りで調理します。これは、生徒達にお米本来のおいしさを実感してほしいことに加え、災害時を想定して調理器具や衛生用品が十分に揃わないケースでも安全にお米を炊けるように・・・という意図が込められています。生徒達は、事前学習として年始の能登半島地震や過去の震災における避難所の食料事情について、さらには、災害時の衛生管理と食中毒の問題について学んだ上でこの実習に臨んでいます。
豚汁は具材の切り方について、実習助手を務める先生や卒業生のレクチャーを受けて、グループ内で分担・協力しながら進めていきます。
「一汁一菜」とは、ご飯を中心として汁(味噌汁)と菜(おかず)それぞれ一品をあわせた食事の型です。おかずをわざわざ考えなくても、ご飯と具だくさんの味噌汁をつくれば充分におかずを兼ねるものとなり、バランスの良い食事となります。災害時でも必要な栄養素を摂ることができる生活の知恵について、そして、日本の食文化の奥深さについて考える機会となったはずです。