【２年学習旅行】事前学習の一コマ

　

　

　２年生のＬＨＲの様子です。２年生は３月に「学習旅行」で沖縄を訪れます。正則の「学習旅行」は、文字通り「学習」のための旅行です。このクラスでは、事前学習の一環として、冬休みに読んだ「沖縄戦体験者の証言」について感想交流をしています。

 

　

　生徒達はグループになってそれぞれ率直に抱いた感想を述べ合います。正則高校は３年間クラス持ち上がりなので、２年生の終盤を迎えたクラスにはお互いの「違い」を受け止め合う土壌がかなりつくられています。

 

 

 

 

　最後に各班で出された感想を発表し合い、クラスで共有します。生徒の発表に学級担任も自分が考えたこと、もっと聞いてみたいことを返していきます。こうした応答を通して、「沖縄戦」から浮かんでくる様々なテーマをクラスで共有します。

 

 

　「『沖縄』を通して浮かんでくる私達の社会の有様とは」、そして、「この社会の中で自分はどんな進路を切り拓き、どのように生きていくのか」。スケールが大きく、複雑さを含むこうしたテーマについて、自分とは異なるクラスメイトの視点や意見に刺激を受けながら、一人ひとりが考えていきます。簡単に答えの出せない問題ですが、クラスの皆で学び合うことで「社会に目を開き」、「社会と自分とのつながり」を考察し、「自分のこれからの生き方」を模索していきます。正則の「学習旅行」が目指していることです。