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2024.01.06
部活動

【バスケ部活動記】第三十六話「もう終わりなんですか?(試合が)少ないですよ!もっとやりたいです!」の巻



新年早々、怒濤の連載第2弾!まさにバスケ部活動記祭り!な~んて記すと少々大げさですね(笑)
申し訳ありません。単に記事とすべきことが溜まってしまっていただけです。

さて、それでは早速本題に・・・前話は男子部の千葉遠征について投稿しましたが、今回は女子部のゲームについて記したいと思います。女子部も11月中に遠征ではありませんでしたが(正則会場で)練習試合を実施しました。

この日は男子部が錦城学園、女子部は文教大付属とゲームを行いました。
文教大付属とのゲームは、正則が序盤からリードする展開となりました。その”原動力”となったのが、”新入部員”として新たに加わった1年生選手でした。

 

女子部は男子部ほど人数はいませんが、ガードからセンターまで各ポジションに選手がいてチームの構成自体はバランスが良い状態でした。しかし3年生が抜けると”突破力”のある選手がいなくなってしまったという課題もありました。したがって、オフェンスの展開がどうしても外回しだけになりがちで”守ることはできても、点を思うように取ることができない”といったゲームになってしまうこともしばしばありました。もっと言えば、そうした展開になると、いわゆる「負けパターン」に陥るということでした・・・

故に、日々の練習では、ボールの受け方からドライブで強くゴールに近づき、コンタクトに負けずにシュートを決めてくるといったプレーを様々なドリルにコーチが落とし込んだメニューに選手達は取り組んできました。同時に、外角の確率をより高くしていくために、シューティングにも例年以上に時間をかけて取り組んでいました。
その成果が見て取れる試合も段々と増えてきていましたが、やはり一足飛びに・・・とはいかないのも実際のところでした。そんなチームに新たに加わった1年生選手は(細かなバスケットの動きやチームプレーへの理解などは”これから”という面はありつつも)球際が強く、相手とのコンタクトを全く嫌がらないことに加えて、何よりスピードがあるので、ディフェンスラインを容易に突破してゴールに近づき点をとってくることができました。

 

今回の文教大付属との試合でも彼女は「スコアリーダー」となる勢いで点をとってきました。また、その”変化”が相手ディフェンスを収縮させることにもつながり、(外へのキックアウトの精度や合わせのプレーには課題を残しつつも)チームとしても外角からのシュートを効果的にうつこともできました。
そうした意味で、今回の練習試合は、確実にチームのレベルアップにつながる”実際”をつくり出すことができたと振り返ります。

【あとがき】
今回のサブタイトルは新入部員の試合後のコメントでした。すると入部後仲良くなった1年生の選手も彼女と一緒になって、要するに”物足りない”と連呼し始めました。(どうやらそう思っていたのは彼女達だけではなかったこともあり・・・)「ほぉ~それなら」と顧問が思ったのは言うまでもなく、「それじゃぁ~12月はクリスマスどころじゃなくなるなぁ~」なんて思ったりしていました。