【バスケ部活動記】第二十九話「勝つことのむずしさの先に・・・」の巻
みなさん、こんにちは。本当に“秋”となるのだろうか?と感じるほどの残暑厳しい9月ですが、夏休み以降もバスケ部は元気に活動を続けています。
その一方で、活動記は7月まででとまってしまっていました。2学期が始まると、学院祭準備が本格化してきた影響で、バスケ部以外にも(顧問が学年の副担ということもあり)各クラスにお手伝いで顔を出すことが多くなり・・・要するに、“活動記の原稿を書く余裕がなかった”という「言い訳」です。すみません。とにかく、久しぶりの投稿となりますが、8月以降のバスケ部の活動について記していきたいと思います。
8月に入るとすぐ夏期講習(前期)が始まったこともあり、練習は継続していましたが、「練習試合」は講習期間後に設定していました。
※女子部は、ケガ人が複数名出てしまったことに加えて(もともと予定されていたことではありますが・・・)
2年生が体験学習に参加していたことも重なり、残念ながら、予定していた練習試合をキャンセルすることになりました。
夏期講習あけ、男子部は早稲田高校と正則会場で練習試合を実施しました。
結果から記すと、7月下旬の(練習試合での)“苦戦の鬱憤”をはらすかのように勝利することができました。
早稲田高校の選手は能力が高く、また、チームとしてもしっかり狙いを持ってゲームに取り組んでいました。したがって“一方的な展開”で勝つことができたというわけではなく、何とか競り勝ったという内容でした。
こちらのチームは、それまでの試合の多くが中盤までの競り合いの中で、まるで“自滅”していくかのように相手についていくことができず失速し、終盤にかけて一方的な展開で負けていくという内容がほとんどだったことを振り返ると、今回のゲームでは終盤まで失速することなく競り合い、勝ちきることができました。
その後に予定されていた千葉遠征、神奈川でのカップ戦、さらには静岡遠征を考えると・・・このときの一勝は本当に大きな意味をもつものになったと思います。
【編集後記】
今年度から4年ぶりに“体験学習”が復活しました。対象は2年生(3年生からも希望者がいれば、2年生と一緒に参加しています)です。
保育、介護、看護、農業(農業は民泊)の各分野に参加希望の生徒たちが1週間ほど実際の“現場体験”をさせてもらいながら、職業についての貴重なお話を体験先の方々にインタビューしてきます。
バスケ部からも保育体験に参加した選手が何名かいました。戻ってきた際に感想を聞いてみると、参加した男子部主将は「園児たちがとてもなついてくれて(園児達と)お別れするとき、本当に寂しい気持ちになりました」と言っていました。
そうした経験も直接的ではなくとも、バスケットが上達していく上では、決して無関係なことではないと思いました。ちなみに、保育が一番多かったのですが、2泊3日の農業体験にも参加してきた選手もいて、参加した2年生が後輩達に「来年絶対に参加してきな!」と話している姿がとても印象的でした。