【バスケ部活動記】第三十話「久しぶりの“マッチョな練習試合”を経験して・・・」の巻

みなさん、こんにちは。二十九話に続き、怒濤の第二弾です。
バスケ部の夏休みを振り返ってみると「話題」に困ることはありませんので、この際、正則HPのホーム画面を全て“バスケ部ネタ”で埋め尽くしてみようかなと思ってしまうくらいですが、是非！紹介したい！と思うものをセレクトして、お届けしていきます。

さて、前話に続き、今回は男子部の神奈川遠征の模様を投稿したいと思います。

神奈川に遠征でいくこと自体はバスケ部にとってはさほどめずらしいことではありません。どちらかと言えば、男子部は“しょっちゅう”行っています。しかし、今回の「寒川強化練習試合」への参加は、実に４年ぶりとなります。

もともとは、横浜高校、逗子開成、厚木北、鎌倉学園の４校で実施していた強化練習試合に、その後それぞれのチームとつながりのある神奈川のチームを中心に、東京、千葉、群馬、静岡のチームや立教大学、神奈川大学のBチームも参加するようになり、多い時には３０校以上が集まりゲームを行いつつ、交流も深めてきていました。コロナ禍の影響で開催が一時期は中断していましたが、昨年から再開され、正則は今年から再び参加するようになりました。

　

会場となる寒川町（神奈川県厚木市）にある「寒川総合体育館」はコートが３面あるので、参加チームは１日（１０分×２のハーフゲーム＋Bチーム戦１０分という構成で）７試合程度ゲームを消化します。
しかも２日間開催されるので、フルゲームに換算してみると、２日間でおよそ６～７試合の“フルゲーム”をやることになり、体力的にもかなりキツいです。しかも参加校の多くが、ベスト１６以上、中には関東大会や全国大会出場といった実績をもつチームも参加しているため、要するに（正則からすると）“格上相手”との試合ばかりでした。
故に、おしい試合もありますが、端的に記せば、一つも勝つことができずに終わることも、これまでは“普通”にありました。しかしそんな格上相手と必死になって闘うことで自分達の力を引き出し“レベルアップ”へとつなげていく「貴重な機会（経験）」となっていたため、コロナ禍以前は毎年フル参加をしていました。

今年度は、引率体制の関係で１日だけの参加となりましたが、（久しぶりの参加で）“懐かしい（他チームの監督、コーチの皆さん）顔ぶれ”にお会いできることもあって、顧問、コーチは心躍るような気持ちでいましたが、選手達は、楽しみ半分、いや、（以前の強化練習試合の様子を顧問やコーチから聞かされたことで）「めちゃくちゃキツいんだろうなぁ～」といった“恐怖心”の方が上回っていたようで、少々複雑な心持ちで現地にやってきたようです。

　

今年度の強化練習試合には、２日間で（正則も含め）１６校が参加していました。そのうち、神奈川、静岡のチームと７試合を消化してきました。

例年通りの格上相手に半ば一方的な試合ばかり・・・というわけではありませんでした。ハーフゲームということもありますが、点差がついて１０点差程度で、数点差のゲームばかりでした。しかしながら、結果は“全敗”に終わりました。

ただ・・・コロナ改善は、（先にも記した通り）勝ち負けの問題ではなく、格上の相手であっても試合を壊すことなく、どこまで、（相手に）くらいついていくことができるのかといったことがテーマだったので、今回の試合展開には、顧問も、コーチも「あれ！？」といった感想を持ったというのが正直なところでした。

参加校の顔ぶれは、さほど大きく変わっていませんし、以前、一方的な展開で蹴散らされたなんてチームとも対戦をしたりしましたが・・・勝つことはできなくとも、一方的な展開の試合とはならないといった展開ばかりでした。
故に、かつての強化練習試合では、一つも勝つことができなかったとしても、選手達は「やりきった！」という達成感とともに終えていましたが、今回は、多くの試合で（結局のところは）数点差で負けてしまっていたので・・・とても悔しがっていました。

そんな、こちらの“想定”とは異なる試合（経験）となりましたが、それでも参加した価値は大いにあったと振り返ります。

【あとがき】
“かつて”のような試合展開とはならなかったとは言え、決して「楽」だったわけでもないようです。
さすがに、最終戦では足がつってしまう選手もいて・・・試合後に「明日も参加していたら、どうだった？」と選手達に聞いてみたところ、（もしかしたら、「（急遽）明日も参加するぞ！」なんて顧問が言い出すのではないか！？と警戒したのか）「もう無理ですね！」「全く動けませんよ！」と口々に言いだしていました。
突然、予定を変更するわけがないだろ！と思いましたが、選手達は悔しいとは思いつつも、やっぱり、とてもキツかったんだな。それでも本当によく闘ったな！とは思いましたが、あまりにも「無理！」「動けない！」とぎゃーぎゃー言い出すので・・・顧問の口からは、つい「もしかしたら来年の３月にも（強化練習試合）開催されるかもしれないんだよね。そんときは！！合宿（バスケ部の春季強化合宿）前だろうが、なんだろうが“フル参加”するつもりだからね！」といった言葉が飛び出ていました。それを聞いた選手達は、いやぁ～~～な顔をしていました（笑）