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2023.06.07
学校生活

授業紹介シリーズ6「1年公共」

にぎやかな教室を覗いてみると、クラスが6つのグループに分かれて「貿易ゲーム」に取り組んでいます。「貿易ゲーム」とは、封筒の中に入っている「資源」(紙)や「技術」(文房具)を使って決められた規格の「製品」をつくり、「お金」(クリップ)を稼ぐゲームです。

配られる封筒の中身はそれぞれ異なり、これが実際の国際関係を表しています。紙はたくさんあるけれど文房具がない「発展途上国」があれば、紙も文房具もお金もたくさんある「先進国」もあり、こうした格差のある中でゲームが始まります。つくった製品をマーケットに出し、厳しいチェックを通るとお金がもらえます。

生徒達は資源や道具の貸し借りをめぐって必死に交渉するなど、教室は大盛り上がり!途中、「製品」の価格変動や「国際機関」から「発展途上国」への援助などの変化も加えられ、各所で生徒同士の活発なやり取りが行われていきます。

「貿易ゲーム」を通して南北問題を“疑似体験”することで、世界の事象をより自分に引き付け、想像力を働かせて考えていくことを目指しています。