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2023.06.05
部活動

【バスケ部活動記】第二十二話「もう下級生チームだから仕方ない・・・とは言わない!」

【クラブ体験のお知らせ】
今年度の夏休みには、(昨年度は体育館のフロア工事の関係で実施することができませんでしたが)本校体育館でバスケット部の体験入部を企画しています。現在、日程を調整しておりますが、是非、一人でも多くの受験生、保護者の方に参加していただければと思います。
日程の調整ができ次第、HPでお伝えしていきたいと思います。よろしくお願い致します。





みなさん、こんにちは。前話から少し間があいてしまいました。
前話では全国大会東京都予選を目前にひかえ、練習試合を実施しながら、チームの最終的な仕上げや調整を行っていた模様をお伝えしましたが・・・活動記をあげる前に、あっという間に大会当日をむかえてしまいました。
したがって話が“前後”することとなりますが、ご容赦ください。

女子部は5月14日が初戦ということもあり、4日の練習試合を最終戦として調整に入りました。一方の男子部は5月21日から大会が開催されるため、7日の昭和秀英高校(以下秀英)への遠征を最終戦としました。

今回は前話に続き、明らかに“格上”のチームと対戦してきた男子部の練習試合についてレポート致します。

5月7日は朝から雨脚の強い悪天候でした。1年生も含めての遠征ということもあり、集合時間を普段よりも早めに設定していました。
悪天候にともなう電車の遅延などもありましたが、案の定(笑)なんて記すと選手達には申し訳ありませんが、(スマホで確認しながら来ているはずなのに)道に迷ったり、必要以上の遠回りをしていたりと、全員がそろったのは、集合時間から30分ほど遅れてのことでした。
それでも“あえて”早めに集合時間を設定していたので、ちょうど良い時間に集合することができました。


今回は千葉県の幕張にある秀英が会場で千葉県立佐倉高校(以下佐倉)も参加した3校戦を行いました。

<昭和秀英戦>

正則は、2年生の主力選手2名が故障とご家庭の都合により欠席という状況の中、前回の練習試合では互角のゲーム展開に持ち込むことができた昭和秀英(以下秀英)とのゲームからスタートしました。



結論から記すと、1本目(10分―2分―10分のハーフゲーム)は、秀英の3Pが脅威的な確率でよく決まったとはいえ、オフェンスの組み立てが非常に重く、自滅してしまい大差をつけられてしまいました。

今回は、秀英、佐倉の女子も男子の合間でゲームを行っていたこともあり、佐倉の男子は1時間半ほど遅れての合流でした。
そのため、秀英との2本目のゲームに備えてコーチや顧問からのアドバイス、さらには撮影していた動画をチェックしながら、選手達は待機している間に、修正すべきこと、やるべきことを確認していました。

2本目、スタートから新戦力の1年生も起用されたゲームでは・・・まさに一進一退の攻防戦となりました。
とくに1年生のセンターコンビがゴール下でよく頑張り、それに合わせて外角からのシュートやドライブが効果的に決まり、そのリズムがディフェンスの動きをよくする展開となりました。

 

しかしオフェンスフォーメーションやディフェンスシステムを1年生は、(当然のことですが)まだ十分に理解していなかったため、決定的な場面でミスをしてしまい、追いつくことはできませんでした。とは言え、その勢いは、次の佐倉とのゲームでも発揮されることになりました。


<千葉県立佐倉高校戦>

秀英同様、佐倉も県大会に出場することが多く、まさに“県大会常連”といったチームで、部員数も多く、何より体格にめぐまれた選手が多く見受けられました。
そんな様子を目にして「こりゃぁ~一方的な展開で・・・」といったイメージが頭をよぎりました。

試合開始と同時にいきなり失点し、そしてオールコートプレスを仕掛けられた瞬間、「やっぱりね!」と思いましたが、プレスダウンを上手く使いながら、プレスに引っかかることなくフロントコートまで普通に運んでくる様子に、「あれ!」と思っていると、ゴール下にズレをつくり、ノーマークでシュートを決め得点を重ねていきました。

 

試合序盤から一方的な展開で点差をつけられていく試合展開・・・ではなく、数点差のリードを追っかける展開となりました。
その原動力となったのは1年生でした。
センターポジションだけではなく、ガード、フォワードで出場した1年も臆することなく“チャレンジ”し、思い切りの良いシュートを放ち得点したり、さらには“バスカン”をもらったりと、新入生らしからぬ活躍をみせました。

 

また、要所では2年生が勝負強さを攻守で発揮し、相手に傾きかける流れをきりゲームを安定させていきました。しかし“地力”で勝る佐倉高校に最後は振り切られてしまいました。

秀英、佐倉高校との対戦は、とても良い内容のゲーム展開をみせることができましたが・・・それでも勝てなかったことも確かでした。
そんな場面で、昨年度は「自分達は下級生チームだから、仕方がない」といった様子も見受けられましたが、“上級生となった2年生”は本当に悔しがっていました。そうした彼らの姿こそが一番の成果だったと振り返ります。



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